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2/04/2020

Gwent Annual Report (2019)


 


2019年の年間記録レポートを公開しました。


 

































 


 本マッチデータを記録し始めた「シーズン・ヴァイパー」から「シーズン・マハカム」(2019年5月頃~年末)までの勝敗は604勝594敗28分でほぼ五分五分の戦績となっている。その中で,最も対戦した勢力はニルフガードで全体の25%。2位スコイア=テル(22.4%)と合わせると50%を占めている。ニルフガードは対戦回数トップの勢力であるが,最近ではTLGやTAのMeta SnapshotでTier1にランクされることはなく,人気と強さが比例しない勢力という印象を受ける。一方,スコイア=テルはTier1デッキの常連であり、順当な上位ランクインとなった。


 





 


アビリティ別で最多の対戦相手となったのは「神秘の残響」で127回,2位は「奴隷化」121回で,3位「挟撃」83回と続いている。この3つのアビリティが他を大きく引き離し2019年のTOP3となった。1位の「神秘の残響」は今でこそ対象がスコイア=テルのスペシャルカードに限定されたが「シーズン・ドラコニッド」まで全てのスペシャルカードを対象とすることができるアビリティで,当時は《焦土》や《ラグ・ナ・ログ》などを再利用するデッキを頻繁に目にした。しかし,当時から少ない構築コストの影響もあってか対戦回数はそれほど目立つものではなかった。後に,スコイア=テル勢力に《ブロキオンの水》や《ノヴィグラドの正義》などのエンジンを同時展開できる強力なスペシャルカードの登場が要因となり,最も使用者の多いアビリティになったと推察される。


 





 


「奴隷化」は僅差で2位となったが,その差は誤差の範囲で今年のトップアビリティの一つと言える。導入当時から強力なアビリティであったが,守護者《ガーネル》の登場により,《ダミエン》や《スケルン》の生存率が高まったことで更に人気に拍車がかかった印象を受ける。《口輪》から戦術タグが外されたことで間接的なナーフを受けたが,人気に落ち込みは見られなかった。しかしシーズン・ワイルドハントでシナリオが追加され毒アーキタイプが流行したことで一時使用者の減少が見られた。3位の「挟撃」は「神秘の残響」と同様に効果が変更され人気が出たアビリティである。以前は,手札の北方カードを1枚使用してデッキトップのカードを1枚引くという効果で1ターンに2枚展開できるとはいえ使いにくく,デッキ構築コストのバフが行われたが対戦回数は少なかった。現状では,デッキから任意のカードをサーチできる柔軟かつ強力なアビリティとして北方諸国ではトップの対戦回数となっている。


 






 


 2019年もっとも対戦回数が少なかったのは北方諸国の「邪悪な刃」でわずか2回であった。《フーベルト・レイク》のアビリティが変更されるまではごく稀に使用者がいたが,現状では特にシナジーするカードもなく完全に”浮いている”アビリティである。その他、一桁台のアビリティではスコイア=テルの「奮起」,スケリッジの「献身的犠牲」やシンジケートの「集会」挙げられる。この中でスケリッジの「献身的犠牲」に関しては当記録を取り始める以前のいわゆる”ユニキロ全盛期”には強力なアビリティとして使用者が多く人気がなかったとは言い難いため除外する。「奮起」は現環境のパワーにまったくついていけておらず変更を行う必要があるだろう。例えば,元々はフィラバンドレルのアビリティだったので台頭してきたエルフシナジーを活かすことのできる方向への変更である。「集会」に関しては1列9体までという制限が足かせとなっている部分もあるが,そもそもその他シンジケートのアビリティも悪口グラデンを有する「ワイルドカード」を前にしては存在感がない状態である。CDPRから今後は密偵アーキタイプがフィーチャーされるかも?という発言があったように,2020年はこれまで日の目見なかったアーキタイプやアビリティがバフされ,さらに多様性のあるグウェントになることを望みたい。


 



Google spreadsheet版  詳細なマッチデータと対戦感想も記載してます。