so Mya-Mon選手、Mid Tournament進出決定記念インタビュー ~ SSDD:BLOG

3/05/2023

Mya-Mon選手、Mid Tournament進出決定記念インタビュー


どうも年度末に押しつぶされそうな、REDRUMです。ここから6月まで繁忙期だぜ。


さて、先日、Gwent Masters Season 5、最初の予選会が開かれたのは皆さんご存知でしょうか。

1月のシーズンのラダー上位16位及び64位(以下、16予選、64予選)のプレイヤーが招待され、7月に開催されるMid Tournamentへの出場権をかけて争いました。

※Mid Tournamentとは?
Gwent Masters Season 5において、これまで実施されていたOPENに変わり導入された大会形式。2月~5月の予選会の勝者16名のプレイヤーが優勝をかけて争う。まず16名は4名ごとに4つのグループに分けられ、その中でダブルエリミネーショントーナメントを行い、各グループ上位2名の計8名がMid Tournamentのプレイオフステージに出場することができる。
賞金プールは20,000USD以上で優勝者は年末に開催されるWorld Mastersへの出場権を得る。



2月18日-19日に開催された16予選へは日本からはmya-mon369ex選手(以下、Mya-Mon選手)が出場。
惜しくもルーザーズ(敗者復活戦)で敗退するも、その翌週に開催される64予選へ期待がもてる内容でした。

そして25日-26日に64予選が開催。
2日間に渡る激戦を制し、なんと我らがMya-Mon選手がMasters優勝経験のあるPajabol選手に勝利し、見事Mid Tournamentへの出場権を獲得しました!!!

今回は、日本人としては初となる本戦出場を決めたMya-Mon選手のインタビューをお届けします。



 獲った瞬間はウルッとくるものがあった。。


 REDRUM(以下、ーー)「ついにやりましたね!念願の本戦出場おめでとうございます!!」


Mya-Mon選手(以下、Mya-Mon)「ありがとうございます。これまで何度も予選会に出場してきましたけど、やっとです。」


ーー「勝利した瞬間はどのような気持ちでしたか?やはりこみ上げてくるものがありましたか?」

Mya-Mon「正直、獲った瞬間はウルッときてしまいました。。ただ30秒くらいたつと我に返りましたw」


ーー「決勝の対戦相手はTLG(Team Leviathan Gaming、Gwentの海外プロチーム)の同僚でMasters優勝経験もあるPajabol選手でしたが、自信はありましたか」

Mya-Mon「勝つ確率は相当に低いと思ってました。彼のデッキリストを見てもらえばわかると思うんですが、恐らくカルティストデッキ(ニルフガード)をメタったリストを持ち込んでるんです。シンジケートとスケリッジ以外に全体浄化の《ジーグフリード》が採用されていて、カルティストの注入が対策されています。直、決勝の時点でルーザーズでの戦略について考えてました。

●Mya-Mon選手のリスト



●Pajabol選手のリスト


●カルティストへの強烈なカウンターとなるジーグフリード




ーー「《ジーグフリード》は現環境で他にピンポイントで刺さるアーキタイプもないですし、カルティストが狙い撃ちされてますね。。しかしその上で、3-0でPajabol選手を退けての勝利、流石としか言いようがありません」

Mya-Mon「3-0は出来すぎですね、多分、0.2%ぐらいの確率です。 先週の16予選ではkams選手(TLG所属で何度も本戦に出場している)に《ルーン魔術師》から《王殺し》でシナリオを消滅させられて負けてたので、その振れ幅かもしれませんw」


ーー「カルティストがメタられた中、決勝ではどのような戦略で臨もうと考えていましたか?」

Mya-Mon「まずBANは懸賞金SYです。64予選でも基本的にBANの第一候補としていました。もし懸賞金SYが持ち込まれていなければ、SKですね。ただPajabol選手はSYとSK両方持ち込んでいたのでSYをBANしました。
先攻Pajabol選手でのスタートだったんですが、予選のデータを見るとPajabol選手は先攻時にSKを選択することが多いことはわかっていたので、こちらのカルティストを通すにはここだと思い一戦目に選択しました。」


ーー「SKも除去が強いデッキですが、《ジーグフリード》打たれるよりはやりようがある、ってことですね。

Mya-Mon「そうですね。カルティストを相手にする場合、まず2通りの戦法があるんですが、《永遠の日食の助祭》(以下、助祭)を徹底的に除去しきるかそれとも放置するか。《助祭》によってデッキ内の狂信者カテゴリーを増やすことが大事なので、そこを止めるかどうかで大きく戦い方が変わってきます。このマッチアップはかなりのディフィカルトマッチなんですが、カルティスト側は『《操るもの》で《助祭》を生成する』というのが勝ちに近づく第一条件なんです。今回、手札に恵まれその関門は突破できました。SK側としてはこの体制を取られると全てを除去しきることが難しいんです。

●《操るもの》+《助祭》で最初の勝利条件達成


Mya-Mon「Pajabol選手はまずここで《助祭》を倒すことを1ターン見送りました。その選択するのであれば、その後は《助祭》を無視するほうがいいと思ってます。ただPajabol選手は1Rでリーダーアビリティを使用した上で、助祭を落としてきました。わたしとしてはリーダーアビリティ使ってくれるならOKという考えで1Rはパスです。ただ、恐らくPajabol選手としては、私の帝国陣形のアビリティがプレッシャーになっていたのかもしれません。3Rで狂信者を注入された《ナウジカ旅団》を帝国陣形で守られると除去の範囲から抜けてしまうので。最終的に4点差という接戦になったんですが、なんとかカルティストを通すことに成功しました。

●初戦でカルティストを通すことに成功



ーー「あの1戦だけでもこんな駆け引きがあったんですね。Mya-Mon選手が思う、今一番強い選手はやはりPajabol選手ですか?」

Mya-Mon「そうですね、やはりPajabol選手じゃないでしょうか。プレイングを見ていても上手いなって思います。わたしはMastersやOPENで解説配信していますが、彼のプレイに対してはあんまり「こっちのほうがいいんじゃない?」って言ってないように思います。」


ーー「そう言われてみればそうかもしれません。Pajabol選手と比較してMya-Mon選手とのプレイングの違いというものはあるんですか?」

Mya-Mon「彼はわたしと比較すると若干攻めっけが強いように感じます。例えば、ゲリラ戦術を使用した場合、わたしだと1Rにほぼリーダーチャージを使用しませんが、彼は小刻みに使って微妙な点数調整をしかけてる印象がありますね。良い悪いではないですが、そうゆう違いはあります。」


ーー「ほんとうに勝利おめでとうございます。それにしても16予選は惜しかったですね。。ご自身でもおっしゃってましたが、ほんとあと一歩というような印象でした。。メンタル的にはきつくなかったですか?」

Mya-Mon「過去の予選会でも次勝てば…というところで負けてしまった経験はあったので気持ちが大きく落ち込むことはなかったです。あと今回、デッキの内容的には自信があったので、次週の64予選でもいけるんじゃないかと考えていました。」


ーー「海外のチーム所属のプレイヤーはよく予選前に練習パートナーとデッキ調整したり戦略を練ったりしているイメージがあるんですが、Mya-Mon選手はどうですか?」

Mya-Mon「今回、TLGのメンバーと調整を行いました。Twitchで配信もしているelquelloraです。


ーー「そうなんですね!Mya-Mon選手はいつもラダーで調整しているイメージでした。どういうきっかけで一緒に調整しようという流れになったんですか?」

Mya-Mon「elequelloraから誘われました。今シーズン、彼はラダーでわたしの動員北方を使っていて、かなり勝率が良かったんです。彼も64予選に出場することが決まっていて、64予選にわたしの動員北方を持っていくよ!という話があり、そんな雑談の流れから一緒に調整することになりました。


ーー「お忙しいところ時間を取っていただいてありがとうございます!それでは最後にMid Tournamentへの意気込みを聞かせてもらえますか?


Mya-Mon「敗北を知りたい」


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うわあああああああああああああああああんほんとにMya-Monさんおめでとう涙


日本コミュニティにとって今年最高のグウェントニュースになりました。
これまでずっと挑戦し続けてきた、その成果が出る。
こんなに素晴らしいことはないですね。
これまで約4年間配信見させてもらってた一ファンとしては涙がでそうなくらいうれしかったです。(最近残業爆発してて全然リアタイできてないが…)
本戦では独自のMya-Mon構築と100手先見えてるプレイングで大暴れして欲しい!

れどらむはずっとMya-Monさんを応援しています!!





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