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7/03/2022

新拡張『黒太陽』で追加されるニルフガード新カード所感

こんにちは、ニルフガード帝国親善大使(自称)ことREDRUMです。

ひさしぶりのブログです。

今日は黒太陽拡張で追加される ニルフガード勢力の新カードの所感について書いていこうと思います。




それではまずは、追加されたカードと効果を見ていきましょう。

《永遠の日食の入信者》
命令で敵軍ブロンズユニット1体に「対戦相手が「狂信者」ユニットをプレイするたび、1ダメージを負う。」というパッシブと「遺言:同名カードを戦力値を1にして反対列に生成。狂信者カテゴリを注入する」という2つのアビリティを注入することができるユニットです。

このアビリティを注入したユニットを倒すことで遺言が発動し、自陣に狂信者カテゴリが追加されたユニットを生成するこができます。


え?注入するを注入?なんだって





《永遠の日食の助祭》
デッキ内と手札のゴールド、ブロンズ問わずユニットに狂信者カテゴリを注入することができるユニット。


注入しろ注入。



《祭典の進行役》
デッキに採用するだけで、効果を発揮するカード。
無作為に選ばれたゴールドカード2枚に狂信者タグと「プレイされるか召喚された時、自陣に「狂信者」カテゴリを持つユニットが3体以上ある場合、敵陣の注入されている敵軍最低戦力値ユニットに3ダメージを与える」を注入することができます。

注入されている注入?



《永遠の日食》
ついに来ました2枚めのシナリオ。
ゴールド「狂信者」ユニットで進行するシナリオです。
プレイすると序章として《入信者》を生成します。
第一章ではその時点で戦場、手札、デッキの「狂信者」カテゴリを持つユニットに「狂信者ユニットをプレイするたび、1ブーストを得た後、それがブロンズユニットだった場合、ブースト量を1増やす」というアビリティを注入します。
第二章では《助祭》を生成してプレイする。


注入するユニットに注入して生成して注入。



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以上が今回追加されたニルフガードの新カードです。

事前に公開されたシナリオ画像から魔術師シナジーかなと予想していたんですが、まさかまさかの新たなアーキタイプ「狂信者」カードでした。

既存のニルフガードのカードで「狂信者」カテゴリを持つカードは《予言者》(7コスト8点)しかおらず、ロア的にも次のアップデートで既存のカードに追加もされる感じのカテゴリではないため(と予測されるため)、当分今回のカードのみが狂信者カテゴリを持つカードとなります。


他の勢力は既存のアーキタイプの強化(北方ぇ)だったんですが、ニルフガードに関しては完全に新アーキタイプです。



【考察】
まず言いたいのが、今回追加された新カードは個々のユニットカードのアビリティが決して強くないため、シナリオ《永遠の日食》の第一章のアビリティを活かさないと点数が出せなということです。

ではどのようなシチュエーションでシナリオが通ると強いのか考えてみましょう。

シナリオの第一章のアビリティで自軍の戦場、手札、山札のユニットに「狂信者ユニットがプレイされるたび1ブーストし、それがブロンズユニットであればブースト量が1づつ増加する」これを注入することが最も重要となります。

端的に言うと、その状態が注入されているユニットは狂信者カテゴリユニットがプレイされるたび1ブーストを得ることができ、プレイされた狂信者カテゴリユニットがブロンズユニットであれば、次から得られるブースト量が1増加します。

それでは、事前にデッキに採用できる狂信者カテゴリのカードは最大何枚になるのでしょう。
現状では、ブロンズ狂信者4枚+ゴールド狂信者《進行役》《予見者》の6枚です。
さらに《助祭》2枚と《進行役》1枚のアビリティで手札とデッキ内の最大6体のユニットに狂信者カテゴリを注入することができます。さらにシナリオが進行すれば第二章でもう一枚の《助祭》が生成されるためプラス2枚となります。

単純計算で最大8体のデッキ内のユニットに狂信者カテゴリを注入することができるため、採用ユニットの多くに狂信者カテゴリを注入することは難しくなさそうです。

シナリオを第一章に進める前に少なとも《助祭》1枚をプレイし2体+《進行役》のアビリティによる2体で4体を狂信者カテゴリにしておきたいところ。

この状態でシナリオを第一章に進めることができれば、ブロンズ狂信者をプレイするたびに得られるブースト量が増加していくため、得られる価値はかなりのものになると思われます。


【問題点】

ここからは問題点を挙げていきたいと思います。

皆さんも認識されていると思いますが、このシナリオを第一章まで進行することができないとバリューが出ません。他の新シナリオが序章の段階で強いカードが生成されることを考えると、かなりの差があります。

その理由は第一章のスノーボール的なバリューを想定した上でのことだと思いますが、やはり《熱波》1つでデッキコンセプトが崩壊するというピーキーなアーキタイプとなっているように思います。

現環境でこそ、《熱波》の採用率が下がっているように感じますが、次シーズンは《熱波》の採用率はかなり上がるでしょう。その中で、シナリオを第一章まで通すことは至難の技であると言わざる負えません。(次のパッチノートで《熱波》のアーティファクト破壊が変更し、シナリオ全通しの世界線がくれば話は別ですが)


また、もう一つの問題点としてスノーボール的なバリューを得ようと思うとブロンズ狂信者をプレイせざる負えないことです。あなたはニルフガードデッキで3Rにブロンズをプレイしますか?

これまでニルフガードは強いゴールドで戦う勢力デザインだったと思います。現状のカードプールでは唯一《拷問官》と《幻想術師》、ブラーゼンスのための《公爵諜報員》等の密偵が採用されいるぐらいで基本的にはゴールドカードで戦う勢力です。

他の勢力では現在の北方貯蔵などは一部の強いゴールドとブロンズ攻撃エンジンで戦うというアーキタイプとなっていますが、今回の狂信者アーキタイプで似た構築をすることができるかどうか。かなり厳しいように思います。


【結論】

結論として、「今回の追加カードはシナリオとの併用が強制されており、シナリオ中心の構築が求められる。早めのラウンドでシナリオを第一章に進めることができればかなりのバリューが見込めるが、シナリオの進行ができないとデッキが崩壊しかねない」というのが私の認識です。今後、「同カテゴリのユニットにブースト与える」なんていう雑なカードが追加されれば未来はあるか?



【おまけ】

最後に、相性のよさそうな既存カードを考えてみましょう。


《喉の乾いた女》
《永遠の日食》を《熱波》から守る方法とは?そう……もう一つ《熱波》の対象をつくってやればいいんです。ダブルシナリオです。そして来期から「注入」が各勢力で行われることが予想されます。その中で、バリューの高いカードとはこの人、《喉の乾いた女》しかいないでしょう。状態を得るたび1ブーストと事前に狂信者化しておき《永遠の日食》の第一章で得られた狂信者ブーストのダブルブースト化です。



《破滅へ誘う者》&《魔導暗殺者》
《永遠の日食の助祭》との相性がとても良いカードに思えます。事前に両者に《助祭》で狂信者カテゴリを注入し、シナリオ第一章の効果を享受できれば、ハイテンポエンジン同時展開を行うことができます。


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【終わりに】

全体的に悲観的な論調になってしまいましたが、それでもやはりニルフガードは一番好きな勢力なので、実際にプレイしてみるのが待ちきれません!
その他の勢力ではスケリッジの新カードが他に比べ頭ひとつ抜けている印象を受けますが、今発表されているカードのみならず、既存のカードもかなりのリワークがありそうな予感がするので注目していきたいです。

新環境初日は、わたしはまずは全てを破壊する戦士スケで新カード全否定しようかなと思っているので今後の私の配信にも注目してください()


大いなる太陽に栄光あれ🌄


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