so 『ウィッチャーの流儀』の気になる挙動 ~ SSDD:BLOG

12/11/2020

『ウィッチャーの流儀』の気になる挙動


どうもこんにちは!ニルフガード親善大使(自称)のREDRUMです。

ついにリリースされた『ウィッチャーの流儀』。

多くのカードが追加されましたが、「これってどう動くの?」ってカードも多数あったと思います。

今回は私とベテランプレイヤーMalice-taleさんがリリース日に行った、気になる挙動を調査する配信の内容を一部抜粋して書いていこうと思います。

Videoはこちら




配信で調べた項目は以下のものになります。
QA
《レオ》の配備効果について。自身は対象になるか。自身も対象になる。
《コジモ・マラスピナ》の配備効果について。トークンを対象とした場合や13コストユニットを対象とした場合、発動するか。トークンを対象とした場合、発動しない。
《ウリボーのアイダーラン》の効果について。生成してプレイ系ユニットも対象になるか。生成してプレイしたユニットも対象になる。
《剣歯虎》の効果について。相手のユニットがいない場合及び同列に2体いる場合、ステルス状態は解除されるか。解除される。
《蛇流派ウィッチャー》の熱狂効果について。トークンを対象とした場合、相手デッキトップに生成されるか。トークンも生成される。
《ヴァイパー》の墓地捕食効果について。《レソ:キングスレイヤー》でコピーし2体墓地に行った場合、お互いを捕食せず召喚されるか。お互いを捕食せず2体召喚される。
《グリフィン流派ウィッチャー》の熱狂効果について。遮蔽を与えると、封印されず命令効果と無作為3ダメージを与えることができるか。可能。
《猫流派ウィッチャーの師》の熱狂効果について。列左端に配置している場合、《ゲータン》で移動させると他の移動してきたユニット分のブーストを得ることができるか。ブーストを受ける。
《猫流派ウィッチャーの師》の熱狂効果について。アーティファクト配置・トークン生成などでもブーストを得ることができるか。ユニット生成ではブーストされない。
《猫流派ウィッチャーの妨害者》の配備効果について。列制限9体状態の時、列移動とダメージは発動するか。(従来はしない)発動しない。
《ブレヘン》の配備効果について。列の一番右端がアーティファクトの場合、その左側のユニットを破壊することができるか。一番右端がアーティファクトだった場合、アーティファクトを破壊する←???
《レイダのゲズラス》の効果について。移動先列に9体いる場合、移動はできないが列効果は発動するか。列効果が発動する。
《恐ろしき熊》の効果について。戦力値入れ替えは発動できるか。(従来は戦力値入れ替えはブーストではないため発動可能)戦力値入れ替え及び回復は可能。
《ゲラート・ブレインヘイム》の謝礼効果について。遮蔽ユニットを対象とした場合、ブーストを与えることができるか。ブーストを与えることができる。
《落ちしレイラ》の熱狂効果について。自身の貢物によりブーストを得ることができるか。ブーストを得ることができる。
《サラマンドラの魔術師》の熱狂効果について。自身の貢物によりコインを得ることができるか。コインを得ることができる。
ロケーションカードの継戦は油で浄化できるか。浄化できない。
《コシュチェイ》の熱狂効果について。《カランシール》で生成した場合、《コシュチェイ》の熱狂アビリティで生成される《エンドレガの幼虫》も成長するか。《エンドレガの幼虫》は成長しない。
《イドル》のカード効果下部は熱狂効果であるか。熱狂効果ではなく、パッシブアビリティであるため常に発動。
《コルグリム》の熱狂効果について。熱狂効果時、毎自軍ターン終了時発動するか。発動する。
《サラマンドラ》の貢物効果について。自身を対象に含めるかどうか。自身も対象。
《サキュバス》の遺言効果について。2体同時に捕食した場合どういう挙動になるか。1体のみ召喚される。

《ヴァイパー》の効果について

まず、気になったのがMalice-taleさん持ち込みの「ヴァイパーの墓地捕食について」です。


カード説明では「墓地に《ヴァイパー》しかいない場合は…」と記載されていますがこの《ヴァイパー》とは自身のことだけを指すのか、それとも《ヴァイパー》という名称のカード全てを指すのか(生成されたもの、変身したもの等)という問題です。


上部写真は《レソ:王殺し》で変身した《ヴァイパー》が2体召喚された場面。

つまりカード説明文の《ヴァイパー》とは「同名カード全てを含む」という考え方であることがわかりました。



タイムリーな話題として、このカード効果を利用したデッキをグウェントアナリストのShinmiri氏が配信で使用していました。

なんと、6体もの《ヴァイパー》が召喚されています。

ムーブとしては…

①1R、手札から《ヴァイパー》を破棄。 
②敵陣地に《ヴァイパー》が召喚。《ユリ―ヴォのアイダ-ラン》をプレイしたタイミングでペテン師アビリティを使用し、敵陣地の《ヴァイパー》を自陣に生成。
③あとは《ダミエン》でのアビリティ再使用や《レソ:王殺し》、《とどめの一撃》(敵陣地のヴァイパーは密偵状態)などを使用して、自陣に《ヴァイパー》を生成し続けます。最後に《ユリ―ヴォのアイダ-ラン》が生成した《ヴァイパー》を《春分》で列浄化して終了です。
④2Rはそのまま押し切ってもいいですし、全ての《ヴァイパー》が召喚された時点で消滅状態を《ジークフリート》で全体浄化して3Rに持ち込みましょう。

上記の①~③を1R相手がパスしてもこちらはプレイし続けて行うことになります。

自陣熱波や大いなる飢えでの捕食、イグニで結構簡単に対応されてしまうため、「初見殺し」感があるMemeDeckですが決まった時のパワーはかなりのものですね。

わたしも配信でやってみました。


《猫流派ウィッチャーの師》の配置場所について

次に、移動スコイアテルを使用している方には絶対に抑えておいてもらいたい、ユニットの配置場所に関する調査です。


《猫流派ウィッチャーの師》(以下、猫師匠)の熱狂効果は配置列にカードが出現するたびブーストを得る、というものです。

「出現」という表現は恐らくこのカードのみだと思うのですが、列にカードが移動してきた時を想定した表現だと推察されます。

ここで気になったのが、列左端に配置している場合、《ゲータン》で移動させると他の移動してきたユニット分のブーストを得ることができるか?ということです。


ゲータンは配置列のユニットを全て他列に移動させ、移動させたユニット数に等しい1点ダメージを無作為な敵ユニットに与えるという7コストとは到底思えない性能のカードです。

グウェントにおけるアビリティの発動順序は近接列左端から右端へ、そして間接列左端から右端へという流れなので、《猫師匠》を左端に置いておきその列に《ゲータン》を配置。そうすると、まずは左端の《猫師匠》が他列に移動しその後、後続のユニットが他列に「出現」し《猫師匠》は後から移動してきたユニット分のブーストを得ることができました。

ただでさえ強いゲータンの価値をさらに高めることができますので《猫師匠》はなるべく列の左端に配置するようにしましょう。
ちなみに、ユニット生成ではブーストはしませんでした。

《レイダのゲズラス》の効果について

《ゲズラス》は近接列、間接列間を移動し続けるハイバリューなカードです。


疑問に思ったのが、移動先の列がユニット9体制限で移動できない場合、どのような挙動になるのかです。

結果としては、列移動はしない(できない)がその配置列の効果を配置列に使用するというものでした。
要は近接列に配置されていて間接列に移動できない時は、近接列のユニットをブーストします。

カード説明文の「~~移動し、~~~」という記載の前半部分と後半部分に因果関係はないということになります。前半部分の挙動ができなくても、後半部分の効果は発動します。

以前、DEKKIに「《スクルス》のアビリティについて」と題し記事をUPしましたが、そこで述べたように「~~~後、~~~する」という表現と同様の解釈ができるようですね。正直、このあたりのゆらぎは混乱の元なので統一して欲しい。。




さていかがだったでしょうか。
結構、試してみないとわからない挙動が多かったように感じました。

特に《猫師匠》の挙動なんかは、テキスト見ただけは確証はもてないですよね。
グウェントは元々、ユニット、アーティファクトの配置場所も考えながらプレイするパズル要素がありましたが、《猫師匠》や《ブレヘン》という配置によって価値が高まるカードの登場でスコイアはさらにその特色が強まったような気がします。

他にも、「こんな挙動がありましたよ!」ってことがあれば是非是非Twitterなどでグウェント民に共有していただければと思います!

私も今後もさらなる謎の解明に努めていきます!



大いなる太陽に栄光あれ☀


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