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8/30/2019

v3.2アップデート所感

 



8月30日(金)に配信されたv3.2アップデートについて思うところを書いていこうと思います。



 



 




 


 



  • リーダースキンとアビリティの分離


 


 


まずこれに触れないわけにはいかないでしょう。


 


近い将来リーダースキン(3Dモデル)とリーダーアビリティが切り離されることが発表されました。


変更する大きな理由としては、「リーダースキン制作が開発側の大きな負担である」とのことです。


 


「奪われし玉座」「紅き血の呪縛」「ノヴィグラド」それぞれの拡張のリリースに際して、かなり激務だったよう。


 


実際、これが原因で「ノヴィグラド」拡張パックリリース時には一部カードのプレミアム版が実装できていなかった。


 


正直、複雑な心境ではありますがグウェントを今後も持続可能な状態で運営していくには必要なことなんだろうなと納得しました。


 


 


 


β時代のグウェントの対戦画面はかなりシンプルでした。


 


しかし、eSportsとして展開していくには”見栄え”を強化する必要があったのだろうと思います。


 


それが、「演出の強化」に伴う「盤面の戦場化」「リーダーの3D化」という判断だったのかもしれません。


 



(画像はRedditから)


 


Home Comingの特徴として鳴り物入りで追加された3Dモデルが原因で、βからこれまでに至るまで不可分だったリーダーとアビリティを分離するという判断は熟慮の末だったのだろうと思います。


 


これまで3つの拡張パックがリリースされていますが、さらに次の拡張の準備も行っていると放送では言っていました。


 


年4回の拡張リリースのペースを今後も維持するためには分離は必要な措置なのだろうと考えた結果、「仕方ないか…」と納得しました。


 


 


 



  • Twitch配信者に朗報!!「Gwent Observer」の配信!


 


 


次はポジティブな話題に触れておきましょう。


 


これまでグウェントの配信を見ていて、「この人のデッキはどうなってるんだろう」と思ったことありませんか??


 


配信者がTwitchの拡張機能であるGwent Observer(Twitch Overlay)をインストールしていれば、配信者側のデッキの中身や墓地,カードの説明が下の画像のようにポップアップされます。


 


海外の配信でも日本語でポップアップするのでとても便利です!これでますますグウェント配信を見るのが楽しくなりますね。


 


もちろんPC版グウェントのみの機能です!!(血涙)


お願いですCDPR様…PS4アカウントをPC版に移行させてください。。


 



 


 



  • カード調整


 


 


私はPS4版でプレイしているのですが、現在、プレイに支障が出るほどの不具合が発生しておりランクマッチをそれ程プレイできていないため、各調整に関するコメントは自重しておきます。


 


パッと配信を見てる印象ではスケリッジが面白いと思いました。


 


「狂戦士」の定義が”ベース戦力値が指定された量以下であると実行されるアビリティ”に変更され、さらに多くのカードに調整が入ったことでかなりブロンズが使いやすく強くなっている印象を受けました。


 


これは以前、開発者放送で提言されていた、”ブロンズカードをハズレにしない”という事と一致しますね。


 


以前の「どれだけ有能なゴールド盛れるか勝負だ!」みたいなミッドレンジ全盛期の環境があまり好きではなく、ブロンズとゴールドをシナジーさせるのが好きなので歓迎です。(密偵についても今一度ご再考を…)


 


 


 


 


 


 


さて最後に、今回のアップデートから話はそれますがCDPRの「H1 2019 financial results」(上半期業績実績)を読みました。


 


IGNさんの記事でもありましたが、CDPRは今後『cyberpunk』と『The Witcher』を自社タイトルの両輪に据えるデュアルフランチャイズ体制を敷いていくそうです。


 


その中で、グウェントは『The Witcher』の車輪を担っていく存在だと思います。


 


IRの中では、「現在、開発側はMobile版リリースに注力している」との記載がありました。アナウンスでは2019年秋リリースでしたからね。


 


Mobile版の開発が佳境に迫っているのは100も承知ですが、開発サイドには今のゲームプレイも大事にして欲しいと思います。


 


正直、先月の環境はしんどかったし、さらに今シーズンはプレイもままならない状況。。よろしくお願いします。


 


 


 


それでは、大いなる太陽に栄光あれ!!


 


 


Gwent Monthly Report (August,2019)

 



2019年8月のGwent Monthly Reportを公開しました。



 



 






 








































































 2019年8月の「シーズン・ドラコニッド」では81試合(誤って8月初旬のデータを削除してしまった)を行い、31勝49敗1分でランク6→5に。勢力別の対戦相手は、ニルフガードが30試合(37.0%)でトップとなった。2位は北方諸国で22試合(27.2%)、3位がシンジケートで13試合(15.9%)となっている。


 リーダー別に対戦相手を見てみると、トップは簒奪者で16試合(19.8%)となっており、フォルテスト王(15試合、18.5%)、エプ・デヒー(7試合、8.6%)と続く。公式発表によると4番目の使用率のリーダーである”最も使用されている”ディクストラは6回の対戦に留まった。勝率は3勝3敗で、《イゴール》と《召喚陣》のケアが出来ていれば、対フォルテスト王ほどの絶望感は感じなかった。


 



 7月末に配信された、v3.1アップデートは”ミニ拡張”とも呼ぶべきボリュームで、これまでの環境下で苦境に立たされていた北方諸国の多くのカードがリワークされ一躍メタの中心となった。リワークされたカードの中でも特に《ロッシュ:冷血漢》が《刺青隊の精鋭兵》とシナジーを発揮するようになったことに加え、フォルテスト王のアビリティと構築コストがバフされたことで「BLUE STRIPES FOLTEST」(TLGで☆5評価)が猛威を振るった。


 環境ではそれに呼応し、リーダーアビリティを使用不能にするニルフガード勢力の簒奪者が増加したものと考えられる。また、ニルフガード勢力では《暗殺》のコストが1減少、更に《馬上試合》のダメージ(ブースト)も1増加(3→4)するなど除去カードがバフされたこともニルフガード勢力増加の要因と言える。


 



 対戦回数トップとなった簒奪者であるが、v3.1から顕著である多数のカードで構築コストが減少したことが追い風となっている。《門》の構築コストが下がったことで、ニルフガード勢力では《ショープ》を採用するハイランダー等特殊な構成にしない限り《門》を採用し《ファイアースコーピオン》と+αの4コストユニット召喚する構成が最もポピュラーである。《門》による2体同時展開に加え高ダメージを備えた配備ユニットが減少したことで、エンジンの生存率は高まっている。ここまでは他勢力でも同様のことが言えるがニルフガード勢力は前述したような優秀な除去カードを有しており、相手のエンジンを除去しやすくそこが大きなアドバンテージとなっている。またニルフガード勢力では《ティボル》や《ヴィルジフォルツ》などの高コストカードの構築コストが減少したことで、以前のようなミッドレンジ構成ではなく、4~5の低コストカードは《門》から召喚する用のカードと《馬上試合》《暗殺》《アルズールの雷撃》等の除去カード、10付近の高コストカードをフィニッシャーに据えるという割り切った構成を作りやすい状況である。


 このような環境で簒奪者の構築コスト160が維持されていることは相対的にバフと捉えることが出来る。簒奪者のアビリティが現状のままとするならば、構築コストを更に減少させる必要があると考える。


 



 


 


Google Spreadsheet版





8/01/2019

Gwent Monthly Report (July,2019)

 



2019年7月のGwent Monthly Reportを公開しました。



 



 



 





































































2019年7月の「シーズン・グリフィン」では201試合を行い,105勝95敗3分でランク9→2に上昇した。勢力別の対戦相手は,6月28日に追加された第6の勢力シンジケートが25.4%(51試合)を占めている。2位はスコイア=テルで18.4%(37試合)。スケリッジと北方諸国がそれに続き15.9%(32試合)で同率となった。対シンジケート戦の勝敗数は24勝27敗で,シンジケートデッキを使用したことでほぼタイとなっている。メインで使用しているニルフガードデッキでは《ガレットのレソ》や《アシーレ》のような戦力値が高い序盤で使いがちなユニットが懸賞金のいい標的となってしまうため,非常に苦しい戦いを強いられた。



対戦相手をリーダー別で見てみると,《物乞いの王》が19戦でトップ。《ヘンセルト王》(14戦)《グドルン》(13戦)と続き、トップ3の内2つがシンジケートリーダーとなっており、ローンチ直後の人気がうかがえる。 シンジケート勢力での対戦数としては3位《ホアソン・ジュニア》(9戦),4位《サイラス》(6戦),5位《クリーヴァー》(4戦)で上位と下位の明暗がわかれる結果となった。《クリーヴァー》のアビリティはデッキからスペシャルカードをサーチ可能な強力なものであるが,デッキ構成に「犯罪」カードを組み込む必要があることに加えアビリティを使用して直接的にコインを取得できないことも,人気が低迷している一因であると考えられる。



7月後半はほぼシンジケート(主に《クリーヴァー》)を使用し,かなり高い勝率を残すことができた(43戦30勝12敗1分)。シンジケート勢力の強さの要因としては,「コイン」という相手が干渉できない場所にリソースを保管しておくことが可能であることと,本来,消費されるはずのコインが懸賞金によって再び戻ってくることが挙げられる。対戦相手として懸賞金を付与されたユニットを守るためには浄化や変身,そして相手の所有コイン以上の戦力値までブーストすることがポピュラーな対抗策であるが,《グラデン》という懸賞金破壊ユニットの存在もあり,対抗することが難しかったものと思われる。また,わずかコスト5のブロンズユニット《ウィッチハンターの処刑人》や《御用聞きの鍛冶職人》に代表される強力なブロンズユニットの存在も他勢力との大きな違いであった。



 


Google spreadsheet版